洋梨の最高峰

佐渡島羽茂産・ルレクチェ

ルレクチェは西洋の貴婦人と呼ばれており、洋梨の最高峰と言える特別なフルーツ。ル レクチェは90％熟した状態で佐渡島から出荷されております。長期間の日持ちはしませんが、熟す前に食べると美味しくお召し上がりいただけません。

10月の秋晴れのもとに収穫され、約40日間ゆっくりと寝かせる “追熟”によりおいしく熟するのを待ちます。 （他の品種より長期間を要します。） 穫ったばかりの果実は鮮やかなグリーンですが、 追熟すると気品ある甘い芳香を放ち、 熟したバナナのような黄色に変身します。 青みが残るものは室温に数日おいて、 食べごろを待ってお召し上がりください。

西洋梨の貴婦人

洗練された芳醇な香りと美しい見た目、そして何より滑らかな舌触りと上品な甘さ、滴るような果汁、そして洗練された芳香で多くの人を惹きつけるフルーツです。ルレクチェは西洋の貴婦人と呼ばれており、洋梨の最高峰と言える特別なフルーツ。

フランスで交配された品種で、明治時代に新潟の農家によりフランスから苗木が輸入され、広まったとされています。病気に弱く、栽培方法が確立されるまでには長い年月を要したようです。

新潟県産ル レクチエは主に、JA新潟かがやき（新潟市南区、新潟市江南区、新潟市西蒲区など）、JA新潟市（新潟市北区、新潟市江南区ほか）、JAにいがた南蒲（加茂市、三条市ほか）、JA佐渡・JA羽茂（佐渡市）で栽培されていますが、EJフルーツでは最も品質の高い佐渡島・JA羽茂産のみをお取り扱いさせていただきます。

ルレクチェの収穫と追熟

追熟の都合上、ルレクチェは3日以内に全てをもぎ取る必要があり、農家にとっては非常大変な時期になります。湿度をコントロールするため、晴れの日にのみ収穫が行われます。

ルレクチェはオーロラ、メロウリッチ、ラフランスなど他の西洋梨と同様に追熟が必要なフルーツです。ルレクチェは30〜40日程度追熟が必要であり、追熟時には温度・湿度に気を配る必要があり、出荷までにとても手間がかかっています。収穫時には青色の状態で、実は硬く、香りもあまり強くありません。追熟を行うことによりルレクチェならではの美しい黄色になり、洗練された上品な香りが放たれ、滑らかな舌触りのルレクチェとなります。

出荷は9割ほど熟成された食べごろ手前に行われます。統一した品質を保つため解禁は一斉に行われます。しかしながら新潟県内のJAでも産地により追熟具合が微妙に異なります。JA羽茂産は他の新潟の産地と異なり冷蔵庫ではなく、常温の貯蔵庫や佐渡金山にて熟成を行なっているため、ムラが少なく、熟しが良く、本来の

比較的熟度が進んだものが多いですが、大田市場に入荷したものをすぐにお送りしておりますので、お届け日は完全に熟しておらず、すぐに切らないようにご注意ください。

ルレクチェの食べごろ 

手に持つとやや弾力のある柔らかい感触に変化します。色は黄色からヘタが黒くなりつつある完熟バナナのような色合いが目印です。お召し上がりになる前まで、常温で日の当たらない涼しい場所に保管をお願いします。20度の環境が最適でお届けより3〜4日後が食べごろです。

Signature / チーフバイヤーより

様々な産地のルレクチェを試食しましたが、佐渡島羽茂産は別格に美味しい味わいで、洋梨好きにはたまらないでしょう。とろけるような食感と、芳醇で洗練された香り、そして気品ある上品な甘みは群を抜いてJA羽茂産は高いと言えます。

ただ、ルレクチェは世間一般に浸透してきたとは言え、追熟を知らない方が多くいらっしゃいます。私の親族や友人にも送ってみましたが、完熟でなくも香りは良いため、届いたその日に切ってしまい、ボソボソして美味しくないとクレームが見事に入りました。

バナナのように先が少々黒くなった頃、ほんのり持った時に柔らかさを感じた時が完熟のサイン。熟しが足りない、熟しすぎにならないよう調整するのが、洋梨の難しいところですが、ほんのり柔らかくなっている時もサインです。先様にも美味しくお召し上がりいただきたいので、追熟が必要な注意書きを同封させていただきますのでご安心ください。