桃トップブランド〈春日居の桃〉

山梨県笛吹市春日居、日本の桃と言えば「春日居の桃」と言うくらい銘品と言われる春日居の桃。共撰所で妥協無く選別された特秀品の桃は山梨の最高峰と呼ぶべき品質あります。糖度センサーで一玉、一玉糖度を計測し、糖度12度以上のものだけを選別したものだけが特秀になれます。また産地としても全体的に非常にレベルが高く、40%以上が特秀と言われています。これは農家が相互に品質を確認し合う「目合わせ会」という存在が大きいでしょう。「春日居の桃は日本一」農家は春日居の名に恥じないブランドを守るべく、お互いに監督し合っているのです。

春日居の桃は色味がいい

春日居の桃は樹上になっている桃、全てに袋掛けをして栽培されます。これは全品種行われます。星の数ほどある桃に袋掛けを行うことは大変な労力になりますが、雨や傷みなどを防ぐ目的もありますが、収穫2週間前に袋を開けて太陽を浴びさせることにより、美しい赤色になるのです。この期間に雹などが降ったもんなら、大事に育てたももが傷で台無しになるため、農家は天気に神経を尖らせてることでしょう。

朝採りの鮮度の良さ

春日居統一共選所の受付は午前8時までで、それまでに農家は収穫して納品しなければなりません。つまり鮮度の良い朝採りは、暗黙のルールになっており、朝に木からもぎたての全て鮮度抜群の桃が入荷されます。

春日居統一共選所

個人で販売されている農家さんも腕がいい方はいますが、大規模な糖度センサーや非破壊検査機を持つとなると何千万の出費になり、大規模な農園でないと導入することは不可能に近いです。共選所 (JAフルーツ山梨)を通すことは明確な基準で品質が担保される証。傷・色味・糖度・重み・形などにあらゆる方向からセンサーが入るため、厳格に選別してされます。JAフルーツ山梨、春日居統一共選所は当社でも特に信頼を行っており、当社の大田市場仲卸はもちろんのこと、高級青果店からも信頼が厚いことは業界の常識と言えます。

春日居・路地栽培品種

晩成種になるほど、大玉になる傾向があり、しっかりとした食感のものに変わっていきます。

個人差はありますが、男性には硬めの桃が好まれる傾向にあります。

  • ちよひめ (6月中)
  • 日川白鳳 (6月中旬〜7月下旬)
  • 加納岩白桃 (6月下旬〜7月下旬)
  • 白鳳 (6月下旬〜7月下旬)
  • 夢みずき (7月上旬〜7月下旬)
  • 浅間白鳳 (7月中旬〜8月上旬)
  • なつっこ (7月中旬〜8月中旬)
  • 川中島白桃 (7月下旬〜7月下旬)
  • さくら白桃 (8月中旬〜9月中旬)
 
 

日川白鳳

日川白鳳(ひかわはくほう)は果皮は濃い赤色で色づきが美しく、熟すとややくすんだ濃い赤色になります。果肉は乳白色で口当たりはなめらか。そして非常にジューシーな味わいが特徴です。早生品種として人気があり、主に梅雨明け前に出回っています。日川白鳳は山梨県山梨市で発見され、「白鳳」の枝変わり品種として発見されましたが、その後に行われたDNA鑑定の結果、白鳳の枝変わりではなく親子関係もないことが判明されました。

 

加納岩白桃

豊富な果汁、きめ細やかで滑らかな果肉、少々薄めの果皮の加納岩白桃 (かのういわはくとう) は、浅間白桃の枝変わりとして山梨県で発見され、品種登録は1983年にされました。7月上旬に多く収穫されるため、関東のお中元などで使用される主力品種です。

 

白鳳

桃の代表格とも言える白鳳は、上品な香りで、果肉はきめ細かくて緻密、熟せば熟すほどに柔らかくなる果肉、手ですーっと剥ける果皮、瑞々しく滴れるような豊富な果汁、そして美しい姿が特徴です。
1925年に神奈川県農事試験場にて「白桃」と「橘早生」を交配した美生から選抜・育成された品種です。1933年に「白鳳」と命名・発表されました。


 

夢みずき

「夢のようにみずみずしい美味しい桃」をイメージして命名された「夢みずき」は、大玉傾向で果肉がしっとりと柔らかく、優しく洗練された甘み、酸味や渋みが少なく、調和の取れた上品な味わいが特徴です。白鳳よりやや早く収穫され、果皮は濃いめの色づきで、形は扁円で少々いびつ感がありますが、繊維も少なく、食味が良い桃です。
山梨県果樹試験場において、2000年に「浅間白桃」と「暁星」を掛け合わせてして育成され、2013年に品種登録された次世代の桃です。

 

浅間白桃

浅間白桃は見た目が美しいことで知られ、大玉傾向で糖度が高く、全体的に色が周り、熟すと果肉にも赤色が入ります。香りも非常によく、果肉はもっちりとした食感で、緻密な味わいです。しかし浅間白桃は人気品種であるものの、栽培方法が難しいことから、減少傾向にあります。
浅間白桃は、1974年「高陽白桃」の枝変わりとして山梨県で発見されました。

 

なつっこ

糖度が高く、繊維が緻密でしっかりとした食感で、酸味がほとんどなく、比較的硬めで熟しても柔らかくなりすぎないしっかりとした食感の品種になります。
なつっこは川中島白桃とあかつきを掛け合わせてつくられ、2000年に長野県が登録した品種です。

 

川中島白桃

晩成種で糖度が高く、繊維が綿密なため歯応えがあり、日持ちが良く、大玉傾向であることが特徴です。晩成種のももは硬い桃になっていくため、硬い桃がお好きな方はシーズン到来と思うことでしょう。
長野県長野市川中島町の農園で偶発実生として発見され、当初は池田1号と言う名前でしたが1977年に「川中島白桃」命名されました。

 

さくら白桃

お盆明けの残暑の時期に登場する晩成種で、高糖度で繊維がしっかりしている硬めの桃です。大玉傾向で、果汁はやや少なめで、高糖度で甘い中にも、わずかに感じる酸味が調和した桃です。お中元シーズンが終わった後に収穫されるため、比較的地味な品種です。
川中島白桃と千曲を掛け合わせ、交配・育成・選抜されました。

 

幻の最上級「超特秀」

品格を感じさせる木箱は期待を裏切らない玉手箱。

開けた瞬間に感じる桃の洗練された香りと、圧倒される大玉の迫力、そしてなんと言ってもこれほど美しい桃は存在しないという整った容姿。

そうです。日本一と言われる「春日居の桃」に実は存在する特秀以上の選抜された極上品が存在するのです。

これは限られた一部の業者しか回してもらえず、日本最大の大田市場でも当社の仲卸くらいぐらいしか手配できないでしょう。

当社の仲卸は老舗百貨店ならびに超高級フルーツ店への納入を得意としており、産地とともに長年の信頼でブランドを築いてきたパートナーです。

そのため、一般流通する「特秀」でも、ものが明確に良いものを回していただけます。これ以上、春日居ならびに山梨の桃でいいものはないでしょう。